今回ご紹介する現場は、床の貼替え工事になります。
洗面脱衣室にある給湯ボイラーから灯油が漏れていた為、
床の貼替え工事が必要となりました。

部屋へ入ると灯油臭がしておりました。
まずは何故、灯油臭がするのか調べなければなりません。
床下へ潜ってみると、グラスウールに灯油が吸収しておりました。

ここで『お役に立つ情報』
グラスウールとは・・・??
壁・床・天井に充填する断熱材になります。
ガラス繊維の間に大量の空気を含んでいるので、
断熱性、吸音性が高い材料になります。
但し、濡れてしまうとその効果は無くなってしまいます。
灯油が漏れている原因は、
灯油コックと被服銅管の接続部分が緩みがあった為でした。
原因が分かったので、早速床材を剥がし復旧を行います。

まずは床の解体です。

グラスウールは交換しました。
床下からの湿気を防ぐ為に、ポリフィルムを敷き、
ベニヤも貼替え、

クッションフロアを貼りました。

灯油コックとゴムホースも交換しておきました。
床を貼替えたので、最初に感じた灯油臭もなくなりました。
本日も作業員の皆さん、お疲れ様でした。
今回のように原因がすぐ分かればいいのですが、
内容によっては調査に時間が掛かる場合があります。
色々な可能性を考えなければいけないので、
ちょっと大変な事もありますが、次回に生かす事ができるので
とても勉強になっています。
当方では、このような建物の現場調査も行っております。
それでは、また次の現場でお会いしましょう。
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